tokiohayley's blog

住所不定、東京インティライミ

2016.10.10 祖父との別れ

 <祖父との別れ>

 

8月末に父方の祖父が亡くなりました。

末期がんで肺炎にかかり、最後は眠るように静かに逝ったそうです。

 

最初にお見舞いに行った際に祖父は、

「○○家万歳!万歳!」と大きな声をあげ、

皆でバンザイをしてその場を後にしました。

我が家系の繁栄を祈ってバンザイしたんだろうと

思っていましたが、ちょっと驚きました。

最近分かったのですが、祖父は長野の生まれで、

長野では飲み会のあとなどの別れ際にバンザイで〆る文化があるということです。

 

祖父が意識を失う直前に病院食の献立が書かれた紙の裏に、

家族への最後のメッセージを残してくれました。

 

「いままでありがとう、さようなら」

 

意識を失って数日後に息を引き取りましたが、

葬儀場の棺の中にいた祖父は他人の顔をしていました。

祖父という肉体から祖父の中の人(魂?)が出ていった感じで。

もちろん悲しくて泣きましたけどその表情を見たとき、

祖父がこの世での役割を終えたのだと明確に分かりました。

 

先日49日の法要がありました。

納骨式の最中、土砂降りの雨が降っていましたが、

お坊さんがお経を読み終わってから突然ピタリと雨がやみ、

辺りが明るくなったとき祖父の存在を感じざるを得ませんでしたし、

祖父の愛情に包まれたような気持ちになりました。

寂しいですが、虚無感はありません。 

一つの大きな節目であり、またここから改めて、

前に進もうと背中を押してもらっているような感覚です。