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2018.12.19 忘年会がなくならない理由

今朝、Twitterを開くとこんなニュースが飛び込んできた。会社の忘年会、本音は"参加したくない”…さらに記事に目を通すと20代の女性の50%は行きたくないらしい。

www3.nhk.or.jp

調査対象が少なすぎるような気もするけどTwitterでは3,000RTを超える反響があり、共感するリプライも寄せられていました。私自身も忘年会どころか会社の飲み会は基本的には参加したくない派です。はっきり言って大嫌いです。でも参加します。強制じゃなくても、参加費が会社持ちじゃなくても参加します。そう、こんな風に私みたいな人が一定数いるからなくならないんじゃないかと思っているんです。理由を説明する前に、会社の飲み会を憎みながらも参加するようになった経緯を話そうと思います。

 

門限ありの超過保護な大学生活を過ごし、まともにお酒の場を経験しておらず、よりによってお酒が飲めない体質だったため社会に出てからとても苦労しました。下座上座もわかっておらず隅から詰めて座るのがマナーだと思って真っ先に上座に座ったり、お酒の種類がわからない、お酌したり食事を取り分けたりする発想がない、年齢の離れた人とどんな風に会話を展開していけばいいかわからないといった感じでした。それなのに新卒入社したのは日系金融機関。しかも配属は営業部。ゴリゴリの体育会系。男性社員は「男気見せろ!」とかいって一気飲みしあったり、上裸になってマッスルポーズして支店長のご機嫌取ったり。副業でコンパニオンをやっていた女性の先輩は支店長の横にぴったりついて腰に手を回され、絶妙なタイミングでお酌したり、灰皿を交換していて驚愕したのを覚えています。普段は鬼のように怖い支店長が酔ってニヤニヤしながら「お前はどのくらいの大きさのち〇こが好きなんや?」と質問してきて、場の空気が壊れないように精一杯流したりしていました。

 

そして当然のことながら私は会社の飲み会が大嫌いになりました。それからは上司に誘われても断る。仲良しの先輩との飲み会ならたまに行く程度。羽振りがいいので基本的にみんなご馳走してくれますが、私の心はぐちゃぐちゃでとてもじゃないけど参加する気にはなれませんでした。その会社を一年ちょっとで退職し、その後何度も転職することになるのですが、私が経験した日系企業3社全てにおいて飲み会の場では「若い」「女の子」という立ち回りを強制されました。「女性がいたほうが華がある」「若い女性がいると部長が喜ぶ」などそんな理由で席を決められたりして、仕事仲間ではなく「若い女性」だから呼ばれるわけです。セクハラ以外の何ものでもありませんが、恐ろしいことに女性がそういう風に誘導することもあります。「私みたいなおばさんはお呼びじゃないわよね」などどいっておじさんたちの相手を押し付けられたりします。そして乾杯時にウーロン茶を注文した日には「え?飲めないの?じゃあもう飲み会来なくていいよ」と言われたこともあります。ビール飲んだら吐いちゃうんだけどな…。いわゆるアルコールハラスメントというやつですね。

 

以上のような経験をしたので、20代女性の50%は参加したくないと回答するのも納得してしまいます。それでも私はある時から参加するようになりました。飲みにケーションというクソ文化は侮れないことに気づいたからです。飲み会の場で内輪ノリができたり、普段話さない人と話すことで一緒に仕事しやすくなる。自分の良さを知ってもらう最高の機会です。ある時からこれは仕事と割り切って、多少のセクハラも甘んじて引き受け、交通費も出してもらえない派遣社員でも自腹を切って投資だと思って参加し続けました。お客様には営業できたのだから、そのスキルを社内で活用しようと考えました。上席の隣は空きがちなので隙をみて近づき、あとはもう話を盛り上げてちょこちょこ「私も頑張ってますっ」とアピールしたり、直属の上司である課長のことも褒めておくとマネージャー陣の中でポジティブな印象が共有されます。そして地道な活動の結果、部長から「彼女、頑張ってるね。」というコメントが課長の耳に入る。そして私の指導者である課長自身も褒められる。特出したスキルも、立派な経歴もない私にとってこれは意味のある投資だと確信してしまったのです。

 

ごめん、若い人たち。男子諸君こそ無茶な一発芸なんかやらされてしんどいだろう。おじさんたちをヨイショして気持ちよくさせて「さぁ、今年も忘年会楽しみだ!」「いままで嫌な顔されたことないし、これはセクハラ発言じゃないよね!」と調子に乗らせてしまっているのは私のような太鼓持ち芸人の存在も一つの原因なのだ。でもさ、仕方ないじゃん?正社員になりたかったんだよ。出世したかったんだよ。仕事以外のところでもベストを尽くしたかったんだよ。

 

じゃあ忘年会に嫌々参加する人が少なくなるためにはどうしたらいいと思いますか?この記事を読んでいるすべての意思決定権がある人たちに言いたい。役職がついている方や、幹事を務める方たち。

 

忘年会がどうあるべきか考えて!(丸投げ)

 

参考に、5社目である現在の職場の忘年会をちょこっと紹介。開催されたのは木曜日。金曜日はプライベートの予定が入りやすいので配慮されていました。そして立食パーティー式。自分が飲みたい物・食べたい物を欲しい分だけ自分で取る。だから取り分けもお酌もない。セクハラ、アルハラ、一切なし。費用は会社持ち。部署を超えた広い交流を促す目的で催されているので、出し物といえば自己紹介のスピーチと、キーワードに関連するメンバーを当てるクイズだけ。自分をアピールする場であることには変わりないと思うけど、今まで経験した飲み会の中で最も健全でした。素直に楽しかったんです。相手が誰でも敬意を払う、チームワークを大切にする、役職はただの役割でしかないとか、普段の仕事場での文化がそのまま反映された飲み会でした。忘年会・仕事の飲み会を考えることは、企業文化を考えることにつながるのかもしれませんよ。ね?だからもてなしてもらうのを待っているんじゃなくて、せっかく時間を割くんだからマネージャーが率先して意味のある時間を作っていきましょうよ。

 

最後に。毎年忘年会でしんどい思いをしている皆さま。思い切って欠席して大切な人たちと過ごしましょう。出席するならその時間とお金を自己投資と割り切って活用しちゃいましょう。モラルもクソもない企業だったら転職しましょう。それでは。

 

ヘイリー